土曜日, 1月 24, 2009

6歳のわたし

 
小学校1,2年生の時の担任の先生は
作文のとき、自分が思った事や感じた事を書くと
それがどんなにくだらない事でも、
文字の横にひとつひとつ丸をつけてくれたり、
大きな花丸をくれる人だった。

それがとてもうれしくて、私の小学校の頃の夢は
童話作家になることでした。

先生は若い頃から詩を書きつづけていて、
学校を退職されてからは、毎年のように海外の詩人会議に出席し
去年は賞を授与されたという。

先生がなぜ「詩」を、書かなくてはならなかったか、
大人になってから少し分かってきたような気がします。

教室で聞いた先生の人生の断片、
6歳のわたしには何も分からなかったけれど、
今は、何があっても生き抜いてきた一人の女性として、
尊敬しています。


いつも賀状に「これからも夢を追い、励んでいきます」
と、書かれている。
そして毎年それを実現されているように思う。

先生は今年,90歳。