I'm a Dog
Originally uploaded by Yoshiko Oouchi
5歳の時、近所のケイコちゃん(4歳)と
犬のフンで遊んだことがあった。
拾ってきた枝でつっついて。
なんだか無性におかしくて、ふたりでゲタゲタ笑った。
幼稚園からかえってきて、友達数人で集まると
湿った石がたくさんあるところへ行って
石をひっくりかえして
ごっそり出てきたダンゴ虫を見るのも好きだった。
小学1年生になって、通学路で朝、
猫の死体をみつけた。砂利の駐車場の隅。
猫の死体は日々変化した。
虫がついたり、ふくらんだりへっこんだり、
そして、いくらかの毛だけのこして跡形もなくなっていくまで
毎日、学校の行き帰りに見ていた。
かわいそうとか、かなしいとかいう感情はなくて
ただ、そうやって消えていくんだなと思った。
犬を描いていたら、小さい頃の事を
いろいろ思い出してしまいました。芋ずる式。